皮膚科

DERMATOLOGY

皮膚科について

外の世界と接している皮膚は、全身で最も大きな臓器と言われています。皮膚病は症状が目に見える病気ですから、飼い主様はとても心配に感じることと思います。特に痒み、赤み、フケ、腫れ、湿疹、脱毛、痛み、出血などがあるととても不快に感じることが多く、複数の症状を複合的にみることが多い病気です。犬、猫、ウサギ、フェレット、ハムスターなど、あらゆる動物で皮膚病は発生しますが、同じ病気でも動物種が違うと症状が違いますし、年齢や飼育環境、性格などでも症状が違ってきます。

皮膚病の原因

皮膚病の原因は1つとは限らず、むしろ複数の要因が重なって発症する場合が多いです。
例えば、皮膚が痒い子の皮膚病は1種類の病気(アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなど)だけとは限りません。感染性皮膚炎を繰り返している子は、発症原因の他に何か悪化因子が存在しているかもしれません。病状の主な原因とともに、回復を邪魔する隠れた原因を正確に突き止めることが皮膚科診察においてはとても重要です。

当院の皮膚科診療

当院は皮膚科専門病院ではありませんが、皮膚科診療は特に重要な領域と考えております。

皮膚病の診断に皮膚科検査や血液検査、アレルギー検査などの各種検査を組み合わせて、より正確に皮膚の状態を知ることにより、より適切な治療を行うことを皮膚科診療の大切な指針としています。

原因が特定できるとプロアクティブ療法(発症しないように予防的なケアをする)を使って、病気をうまくコントロールしていくこともできます。当院で皮膚科治療をしている子たちの中には適切に選ばれたシャンプーによるスキンケアだけで皮膚病の再発を予防することができるケースもあります。

飼い主様がご希望の場合や難治性皮膚病と考えられる場合は、提携する皮膚科専門医をご紹介することも可能です。